前回までのあらすじ
つぶやきは、粘着ローラーチェックと手洗い、アルコール消毒を済ませ、
「ミンチの部屋」にたどり着いたのだが…。
第4章 ミンチの部屋の神秘
しばらくの間、通路の片隅に隠れていたのだが、
追ってくる気配がないので、ミンチの部屋まで恐る恐る戻ってみると、
実はモンスターではなく、挽き肉を製造する巨大なマシンであった。
つぶやき「それにしても何とも恐ろしげな姿をしているのだろうか…。」
つぶやき「しかし、じっくり見ていると何だか美しく感じてきた…。」
つぶやき「これが世の中の女性を虜にしている挽き肉マシンか…。」
つぶやき「何とも美しい…。」
つぶやき「ずっと眺めていても飽きない…。」
つぶやき「萌える…。」
つぶやき「ミンチの部屋の神秘だ…。」
つぶやきは時のたつのも忘れて、しばらく眺めていた。
しばらく眺めていると、何か気配を感じる…。
つぶやき「なんと背丈がある人なんだろう。 まさか ゴーレムでは ⁉」
「ミンチの部屋」では全国各地のコンビニという商店で売られている、
「肉まん」の中身に使う、角切り肉や挽き肉を作っているようだ。
もっと挽き肉を眺めていたいのだが、明日から正月休みに入るらしい…。
つぶやき「仕方がない、正月休みの後に冒険の続きをするとしよう。」
つぶやきは「検査の部屋」に戻り、復活の呪文を授けてもらうことにした。
ほんねんちゅうのごあいこに あつくおれいもうしあげます
すぎもととよたこうじょうに あくるとしもよりいっそうの
ごしえんをたまわりますよう よろしくおねがいいたします
次回、年明けの令和3年に第5章でお会いいたしましょう。
来る年の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申しあげます。